Settingsの機能とConfigファイルが、接続に同時に影響する場合があります。以下の項目を探す際は、全体設定、現在の設定ファイル、システム権限のどれを変更するのか先に確認してください。名前が似ていても同じ階層の設定とは限りません。画面上の位置はアプリの更新で変わることがあるため、固定の行番号ではなく英語の項目名を使って説明します。
DNS:名前解決の失敗と接続の失敗を区別
DNSは、ドメイン名を接続に必要なアドレスへ変換します。SettingsのDNS関連項目と、現在のConfigの[General]にdns-serverなどの設定があるかを併せて確認し、一方だけ変更してもう一方を見落とさないようにします。原因を調べるときは元の値を残し、ドメインを解決できないのか、解決結果が想定と異なるのか、アドレスは取得できるが接続できないのかを切り分けてから変更を検討します。
たとえばdns-server = systemは、システムの名前解決設定を使う記述例の一つであり、すべてのネットワークに適した推奨設定ではありません。DNSを変更するとIPルールの照合や実際の接続先に影響する場合がありますが、サーバーの認証エラーは修正できません。変更後は新しいリクエストでテストし、既存の名前解決キャッシュの影響も考慮してください。一度成功しただけで、すべてのドメインが復旧したとは判断できません。
Test Method:Connectivity Testの確認内容を把握する
SettingsでTest Methodを開き、現在の選択肢の説明を読んでからテスト方法を選びます。接続先の指定が必要な場合は、その接続先にアクセスできることも確認してください。ポートレベルの応答と、アプリケーション層のリクエスト完了は異なる結果です。方法が異なるテスト結果を直接比較しないでください。変更後はHomeに戻ってConnectivity Testを再実行し、同じ接続先への実アクセスも確認します。
テスト結果は候補の絞り込みや原因の特定を補助するもので、継続的な通信速度やすべてのリクエストの使用感を示すものではありません。テストだけ失敗し、実際の利用には問題がない場合は、サーバー情報をすべて書き直す前に、テスト方法と接続先を確認してください。
Today Widget:ショートカットとシステムの表示条件
Today Widgetは、システムで対応しているウィジェット領域から情報を確認したり操作したりするための機能です。まずSettingsでToday Widget関連の設定を確認し、次にシステムのウィジェット編集画面で追加できるか確認します。利用できる形式は、端末のシステムとアプリが提供する機能によって異なります。特定のウィジェット表示がすべての端末で利用できるとは限りません。
ショートカットを使うには、サーバー、設定、接続権限が登録済みである必要があります。操作後はHomeに戻って実際の状態を確認してください。特に、端末のデータを復元した直後やアプリの初期設定が完了していない場合は注意が必要です。ウィジェットは独立した接続設定ではなく、現在のSERVERの確認にも代わりません。
iCloud:データ同期と購入済みアプリの復元は別々に確認
複数の端末で設定を保持する場合は、SettingsのiCloud同期項目を確認し、システムでShadowrocketのiCloud利用が許可されているかを確かめます。有効にする前に重要な設定をバックアップし、両方の端末にあるデータを確認してください。同期はいつでも元に戻せる履歴保存機能ではありません。スイッチがオンであることだけに頼らず、実際の項目が同期されたか確認します。
App Storeの購入済み項目はアプリを入手する権利の復元に使い、iCloudはアプリが対応するデータの同期に使います。別々の手順です。端末を買い替えた後、アプリがインストール済みでも、サーバー情報、Configの選択、VPNの許可を確認する必要があります。同期範囲はアプリ内の説明をご確認ください。サーバーの認証情報やサブスクリプションの内容は機密情報の場合があるため、使用するアカウントと端末のアクセス権を確認します。
Diagnostics:状況を記録してから診断情報を収集
問題が発生したら、SettingsでDiagnosticsを開き、アプリが提供する診断またはログの機能で情報を収集します。発生時刻、現在のネットワーク、Global Routing、選択中のサーバー、接続できない接続先を記録してから、問題をもう一度再現してください。状況を併せて記録すると、名前解決、認証、通信、ルール照合のどこに問題があるかを切り分けやすくなります。エラーメッセージを1件残すだけより有用です。
記録を共有する前に、ドメイン、IPアドレス、サブスクリプションURL、認証情報、個人のアクセス内容を確認し、不要な機密情報を削除してください。ログにリクエストの失敗が記録されても、すべての接続が利用できないとは限りません。発生時刻と同じ接続先での再テストを併せて判断します。調査後は一時的に変更した診断設定を元に戻し、日常利用に不要な記録を長期間残さないようにしてください。